令和3年12月21日、宜野湾市議会の定例会にて、地域の安全や防災についての議論が行われた。
議員たちは、市内の交通安全や災害対策、特に防災士の実践的な活動の重要性を強調。市民からの要望を受け、今年度に新たに設置された避難ビルや防災計画についても議論された。特に伊波一男議員は、防災士の資格を取得し、地域の防災活動に参加していると述べた。
また、沖縄観光防災力強化支援事業についても言及され、これに関連して地域の防災意識の向上や実施状況についても報告があった。伊波議員は、地域防災の人材育成が重要であるとし、防災士養成講座のさらなる普及を求めた。
一方、交通安全に関する質問も多く寄せられ、特に真栄原地区の交差点における交通事故の発生についての現状と対策が求められた。市民経済部からの報告によると、特定の交差点での事故は近年減少傾向にあるものの、依然として安全対策が必要であると認識されている。
さらに、高齢者の健康維持やフレイル対策についても議論がなされ、介護予防としての活動が重要であるとの意見が交わされた。特に高齢者のフレイル状態を防ぐため、運動や栄養に関する教育の重要性が強調された。
最後に、国民保護計画についても触れられ、地域における安全確保のため、万全な体制の構築と市民への啓発活動が重要であるとの結論に至った。このように、議会では多岐にわたる防災・交通安全問題が取り上げられ、今後の施策に期待が寄せられている。