令和元年12月17日、宜野湾市で開催された定例会において、様々な議題が取り上げられ、特に保育所入所選考事務や水質汚染問題に関して活発な議論が行われた。この会議では、特定健診受診率向上の施策も提案され、今後の健康管理への影響が期待される。
議会では、保育所入所選考についての現状が報告された。市長の答弁によると、申請から決定までの期間は約3ヶ月を要し、職員は合計13名で対応している。また、昨年と比較して申し込み人数が増加していることも言及され、さらなる根拠をもって保育の充実が求められている。
また、PFAS汚染問題も重要視されている。上下水道局からは、嘉手納基地周辺の水源からの取水が高濃度であることが指摘され、特に比謝川、大工廻川からの取水には注意が必要であるという。市としてもいち早く水質改善を図り、安全な水を住民に提供できるよう検討していると報告されている。市民の健康を守るためには、この問題の根本的解決が急務である。
さらに幼児教育・保育の無償化問題も取り上げられた。この無償化政策が導入されたことで、保育所への申し込みが前年度よりも増加傾向にあり、今後のニーズにも正面から向き合う姿勢が必要とされている。具体的には、保育所の確保が求められ、待機児童の問題が依然として解決されていない現状が浮き彫りになった。
また、産業まつりについての報告もあり、昨年度の参加人数は前年を上回る結果となったが、今後の出店者の増加が望まれている。特に、周辺地域からの農産物の出品数を増やすことが求められており、地域間連携を強化することが提案された。