令和2年9月23日、宜野湾市議会第430回定例会が開かれ、様々なアジェンダが議論された。特に新型コロナウイルス対策の重要性が強調され、市民の生活支援に向けた取り組みが焦点となった。渦中の問題である新型コロナウイルスの影響について、宮城力議員は特に個人の通勤自粛に対する補償やサポート体制の重要性を訴えた。これに対し、健康推進部長は市が設置した相談窓口や、情報提供について説明した。
また、高齢者の健康面についても言及され、東京都での新型コロナウイルス感染者数の増加を受け、社会的孤立を防ぐための独自支援についても議論された。この問題に関し、福祉推進部長は住居確保給付金の支給状況について、記憶に残る申請件数の急増をこと説明し、制度改正の重要性を訴えた。
次に、宮城政司議員が市内のウチナー文化や伝統行事の保存と継承について質問。教育委員会はウチナー文化の授業の充実と評価について力強い発表を行い、来年度以降もさらに地域文化の継承に取り組む姿勢を示した。また、しまくとぅばの日に関連する教育活動や市民の理解の促進についても積極的に進める考えを伝えた。
さらに、キャッシュレス決済事業については、今年度から一人一台の端末を導入し、税金や保育料がスマートフォンで納付できるようになる予定であるとされた。これにより、市民の利便性が向上するだけでなく、税収も前年に比べて大幅に増加する見込みであると報告された。
最後に、火葬場建設について議論され、財源や建設地の問題が再浮上した。松川市長は、地域コミュニティの声を聞くことが重要であるとし、今後も他市町村との連携を図りながら、計画を推進する姿勢を明確にした。特に、近隣自治体との意見交換を行い、様々な課題の解決に向けて努力する考えを示した。