令和元年6月20日、宜野湾市議会の第422回定例会が行われた。この日の議題は、普天間基地周辺の有機フッ素化合物検出についてや、食品ロス削減に関する新法の施行、またシルバーパスポート事業や通学路の安全点検についての進捗に関するものであった。
教育長の知念春美氏は、食品ロス削減推進法が成立したことを報告し、その法案が公明党の河野義博議員の推進によるものであると強調した。さらに、食品ロス削減の取り組みの一環として、市民経済部長の国吉孝博氏がフードバンクの活用とフードドライブ活動の推進について説明した。
また、キャッシュレス推進の取り組みについても言及された。総務部長の伊波保勝氏は、現段階では銀行や口座引き落とし、コンビニ納付の三つの方法があり、今後キャッシュレス納付の道を検討していると述べた。これは、特に市民にとって利便性の向上が期待されている。
通学路については、指導部長の甲斐達二氏が、昨年の滋賀県での事件を受けて、通学路の安全点検を実施していることを報告した。安全推進会議での必要な対策を講じていく旨、再確認された。
さらに、シルバーパスポート事業の健康推進部長の比嘉直美氏が、昨年度の実績や配付状況の説明を行い、事業の効果的な運用について改めて考えを示した。この事業は、高齢者が外出しやすくするために大切な役割を果たしている。
最後に、児童の予防接種後の副反応については、市民からの質問が多く寄せられたことを受け、健康推進部長の比嘉直美氏が、近年の健康被害認定者数や未接種の状況に関して詳細を述べた。特に日本脳炎ワクチンの未接種が目立っていることに対し、今後の対応を考える必要があるとの考えを示した。
全体として、会議では市民にとって重要な施策が協議され、市側から今後の対応を約束する形で議論は進められた。議員たちの質問も活発で、市民生活に密着した様々なテーマについて意見が交換された。