令和4年12月20日に行われた第448回宜野湾市議会定例会では、重要な議題が多く取り上げられた。
まず、市民広場の老朽化したバックネットの早期改修についての発言が目立った。市長は、地域の児童スポーツの振興を重要視し、しっかりとした改修計画を進める意向を示した。過去3年間の市民広場の利用状況によると、各施設にわたって多くの市民が活動を行っており、バックネットの重要性はますます高まっているという。
次に、市道宜野湾11号の歩行者用夜間照明の整備についても言及された。現状、街灯が少なく、歩行者が不安を抱えており、早急な対応が求められている。この件に関して建設部長は、設計費を令和5年度予算に要求することを述べ、計画的な整備の実施を約束した。
また、幼稚園や小中学校への特別支援教育支援員の配置問題も議論となった。現在、支援員の数が増加する幼児、児童、生徒数に対して不足している状況にあり、教育部長はこの問題について再調査を行うと確認した。特に、地方自治体の支援体制強化が求められている。
さらに、ネーミングライツに関する取組についても話があり、市立野球場での成功例を踏まえ、他の公共施設への導入を検討する姿勢が示された。これにより、地域経済と市民の繋がりを深める機会が期待される。
最後に、防犯灯の設置と維持管理方法の見直しも重要なテーマとして取り上げられた。市民の安全確保のために、今後は市が中心となって防犯灯の設置を進める方針が伝えられた。自治会の負担を軽減し、適正な管理が行われる方向性を示し、市民の安心を確保することが狙いである。これらの議題について、市の各部門が連携し、実効性のある施策を推進していくことが求められる。