令和5年度の宜野湾市一般会計予算について、様々な議題が上がり、議論が交わされた。
中でも、アスベスト対策事業が特に注目を集めた。桃原功議員は、過去に禁止されているアスベストに関連する予算の計上理由を質疑した。これに対し、石川康成建設部長は、既存民間建築物のアスベスト対策が急務であるとし、適切な飛散防止策が求められる現状を説明した。国の指導に従い、台帳の整備を行い、その後の対応策を考えていると述べた。
続いて、水質改善事業についても議論された。特にわかたけ公園の水質問題が審議の対象となり、PFOSやPFOAの存在が指摘された。桃原功議員は、改善に向けた努力を評価しつつも、汚染水の存在を考慮し、根本的な解決策の検討を求めた。石川部長は水質改善に向けた地域のニーズを重視し、施策を進める意向を示した。
さらに、福祉施策や基地内の環境問題に関する疑問も提起された。基地内施設の状況や、地域住民への影響についての説明が求められ、行政の責任を強調する意見が相次いだ。
議論では、基地政策部長が基地内の状況について理解を促す一方、住民の安全確保に向けた積極的な取り組みの必要性が強調された。今後の取り組みが期待される。