宜野湾市議会は、令和4年3月に定例会を開催し、多くの議員が一般質問を行った。特に目立ったのは、小中学校の電子黒板設置状況についての真喜志議員の質問だった。令和3年12月時点で中学校72.2%、小学校52.5%の設置が進んでいると報告されたが、議員は全教室への早急な設置を強く要望した。これに対し、又吉直正指導部長は、令和4年度に追加整備を計画していると答え、具体的な導入スケジュールを示した。
次に、キャッシュレス推進についても議論された。特に庁舎内券売機のキャッシュレス機能について国吉孝博市民経済部長が説明し、他市の成功事例を参考にしながら導入を検討する旨を伝えた。また、新年度からの障害者への特別支援事業についても意見が交わされ、特に税率改正により財政上の課題が浮上した。国内外と同様に、予算の組み立てによる財源確保が重要とされ、特に障害者の雇用促進に向けた支援策の強化が求められた。
その他、教育の現場では、フッ化物洗口の導入が進められており、学校全体に拡大されることが期待されている。また、安仁屋の拝所問題についても議論があり、地域の意見を反映した進展が重要視された。
最後に、宜野湾市長は、予算の確保や社会的課題への取り組みについて積極的に市民との対話を図り、市の政策を推進する意向を示した。議会の運営においては、議員の意見を反映させつつ、透明性の高い運営が求められた。