第451回宜野湾市議会定例会が令和5年6月9日に開会し、重要な議案が上程された。中でも、令和5年度一般会計補正予算が議論の中心にあった。
企画部長の坂場純平氏は、「歳入歳出予算の総額に847万円を追加する」と述べ、予算総額は525億4295万2000円に達するとのことだ。今回の補正は、市長及び議長専用車両のリース契約の締結を理由にし、生活扶助基準の見直しに伴うシステム改修委託料も含まれている。
また、宜野湾市職員の給与に関する条例についても、総務部長の泉川幹夫氏が新型コロナウイルスの防疫作業手当の特例廃止を強調した。今後は特定新型インフルエンザ等が発生した際に備え、措置が可能となるよう改正している。
消防長の浜川秀雄氏は、宜野湾市火災予防条例の改正についての説明を行った。急速充電設備に伴う規制緩和や、喫煙室の標識に関連する規定についても改善がなされることを紹介した。
さらに、宜野湾海浜公園屋外劇場の改築工事に関する電気及び機械設備の請負契約を締結することが提案され、入札結果も報告された。市民経済部長の嘉手納貴子氏は、情報産業振興施設の設置及び管理に関する条例の改正を受けて、位置表示の変更の必要性について触れた。
物損事故に関する和解についても、建設部長の又吉直広氏が謝罪し、事故の詳細と和解の内容について説明。一方で、沖縄県消防通信指令施設運営協議会の規約変更についても進められ、地区の拡大を反映した内容に改正する必要があるとの見解が示された。
この日は重要な議案が数多く上程され、市議会の議員たちは活発に意見を交わした。本会議は6月28日まで続き、さらなる議論が期待される。