令和5年3月17日、宜野湾市議会は定例会を開催し、様々な議題が議論された。特に注目されたのは医療的ケア児に対する保育園での対応についての報告だ。
市では昨年度から医療的ケア児を受け入れる公立保育所を設置し、看護師を配置して運営を行っている。これに対し、担当者は「今年度も同様に看護師の配置を行い、現状に合わせた対応を進める」と述べた。
一方、ひきこもりや不登校の問題についても取り上げられた。不登校の児童生徒の数は減少傾向にあるものの、未だに影響を受けている子どもたちには大きな課題が残る。教育委員会は、スクールソーシャルワーカーやカウンセラーを活用し、家庭訪問を通じ支援を行っていると説明した。
また、待機児童が多い中、保育士の確保の問題も指摘された。保育士の確保が進まないことで、受け入れ体制が厳しくなっている。部長は、「保育士不足が深刻で、引き続き対策を講じていく」と強調した。
さらに、ジャパンウィンターリーグに関する活動も評価され、市はこのイベントを通じて地域活性化や子供たちへの夢を与える効果があると示した。期待が寄せられる中、サテライト会場となるトロピカルビーチでのイベントも進行中で、地域の活性化がさらに進むことが期待される。
地域学校協働活動の取り組みについても言及され、学校と地域が連携して子供たちを育てていく方向性が確認された。この活動によって、地域の人たちが学校活動に参加しやすくなるという意義を示し、さらなる充実を図る意向があるとした。
また、ひきこもりの支援体制の強化については、「支援者を支援する体制を整えるべきだ」との意見が示された。市としても支援が求められることに応え、必要な施策を進める考えが伝えられた。
本会議では、これらの議題が幅広く議論され、今後の施策の推進が求められた。