令和4年12月16日に開催された第448回宜野湾市議会定例会では、特定健診受診率向上策の進捗状況や糖尿病性腎症重症化予防対策について議論が行われた。
特定健診の受診率向上は深刻な課題となっている。健康推進部長の崎間賢氏は、過去5年の受診状況を示し、令和3年度の受診率は28.9%にとどまり、年々低下していることが確認された。新たに導入した「GO!GO!特定健診キャンペーン」により、受診者に3,000円の商品券を配布することや、抽選制度を設けるなどの促進策が取り組まれており、令和4年度の受診者は令和3年度の約2倍の2,332名に達したと報告された。
また、糖尿病性腎症重症化予防については、高額な治療費が国保財政を圧迫することから、その予防が急務であることが強調された。医療費は高額で、1人あたり数千万円にも達することがあり、早期発見が重要であるとされ、特定健診と密接に関連している。
市民からの不安の声を受け、マイナンバーカードの取得率向上にも向けた取り組みが進められ、現在、本市の取得率は45.2%となっている。教員や職員が範を示すことが必要で、さらなる周知対策が求められている。
市道真栄原1号の改修計画では、信号移動等の課題が残るため、今後も継続して検討される。自治体全体として、地域住民の安全と利便性を向上させるプロジェクトが進む中、必要な施策を着実に推進していくことが期待される。