令和4年10月6日、宜野湾市議会の第446回定例会が開催された。
会議では、複数の重要な議題が扱われた。特に注目されたのは、市産品や県産品の優先使用に関する陳情である。呉屋等議長は、これらの陳情を一括して議題に挙げ、質疑や委員会付託を省略し、表決に移った。結果、両陳情は異議なしで採択された。
次に、令和3年度に関する財政報告も行われた。企画部長の安藤陽氏は、健全化判断比率や資金不足比率の報告を行い、実質公債費比率が7.0%であることを強調した。これは、宜野湾市の財政が良好であることを示しており、議員からも特に質疑はなかった。実質赤字比率や将来負担比率についても良好な数字が示された。
土地開発公社の事業状況についての報告もなされた。建設部長の石川康成氏は、令和3年度の事業執行状況を報告し、収益及び支出概況について説明した。土地取得や売却事業の実績は無いが、支出については新型コロナウイルス感染症の影響で多くの経費が不要とされた。
さらに、教育委員会による令和4年度(令和3年度事業)の点検評価も行われた。教育部長の嘉手納貴子氏は、教育活動の状況と改善施策に関する報告を行った。特に教職員の労働環境については改善の必要性が指摘され、今後の対応が期待されている。
また、平成31年度の一般会計や特別会計歳入歳出決算の認定についての議案が提出され、全てが異議なしで承認された。議案第58号、59号、60号など、様々な法令改正についても議論がなされ、多くが採決された。
最後に、沖縄県に対して求める請願や陳情が一括して議題に上がり、手続きが進められた。この日の会議は午後11時32分に散会し、次回の会議は10月14日に予定されている。