令和4年3月18日、宜野湾市議会の定例会において、各議員が市民協働のまちづくりや教育について様々な質問を行った。特に、シビックテックによる市民協働まちづくりについて、宮城政司議員が実施された講座の概要を問いかけた。企画部長の安藤陽氏は、市民がICTを活用して地域課題を考える全8回の講座を行ったことを説明し、最終発表会の様子を多くの人に見てもらいたいと述べた。
次に国道330号における交通状況が話題となった。上地安之議長は市道宜野湾11号の開通による渋滞緩和の効果を強調し、建設部長の石川康成氏は、実施した交通量調査の結果を報告した。これにより、国道330号の交通量が約35%から37%減少したとのことで、開通の効果が確認された。
また、待機児童についても議論された。推進部長の岡田洋代氏は、令和3年度の待機児童数は35名に減少していると報告し、今後の保育所申込者数の動向を注視すると述べた。市民経済部長の国吉孝博氏は、待機児童解消に向けた保育士の資格取得支援事業についても説明し、確保を進めているとのことだった。
新型コロナウイルス対策についても触れられた。宮城議員がワクチン接種の進捗状況を聞くと、健康推進部長の崎間賢氏は、現在実施中の追加接種に関するデータを提供した。サポートが必要な家庭への対応も含め、各課の協力を強化して進めていくとのことだった。
最後に、沖縄振興公共投資交付金の減少に伴う影響が指摘された。平良眞一議員は、急を要する事業について防衛補助に切り替えることの重要性を訴えた。建設部長は、各事業に関する進捗と今後の課題について言及し、特に伊佐1号の事業については補償交渉が難航していることを話した。
議会では、市民や地域がますます繋がり、協力し合うことの必要性が再確認された。これにより、地域に根差した取り組みが更に拡充されることが期待される。