令和3年3月9日、宜野湾市議会で第433回定例会が開催された。
この日は、主要な議案が審議され、全会一致で可決される結果となった。
最初に議題に上がったのは、議案第31号西普天間橋梁上部工工事請負契約についてである。
この議案に対して経済建設常任委員会の宮城 克委員長が報告を行い、入札業者の選定理由について質疑が行われた。
入札業者は県内外16社から選定され、この方式の採用によって選択肢が広がることが期待されるとした。
続けて、議案第32号及び議案第33号について、令和2年度西普天間住宅地区造成工事(1工区、2工区)の議決内容の変更が報告された。
工事内容の変更には、流出防止対策や既設コンクリート排水路の撤去が含まれ、これに関する詳細な説明がなされた。
いずれの議案も、慎重な審議の結果、全会一致で可決された。
議案第39号に関しては、普天間小学校校舎及び水泳プールの増改築工事が議題となり、ここでも入札における無効や辞退の理由が問われた。
副次的に、新型コロナウイルスの影響も考慮され、工事の実施に関する懸念が表明された。
施工中の安全確保についても提言がなされた。
その後の議案では中部広域市町村圏事務組合の規約変更や、一般会計補正予算、特別会計補正予算についても審議が行われ、いずれも可決。
議案肯定のための多くの支持が示された。
本会議の中で、議員たちからの質疑の中には、基地負担軽減のための取り組みや、平和行政の推進についての意見も多く聞かれた。
これらの意見に対し、教育長や市民経済部長が新たな施策について説明し、市民が安全に暮らすための方策が今後も進められる必要があるとの認識を示している。
また、次回の議会までの課題として、児童虐待問題や高齢者福祉施策の強化についての言及も見られ、多岐にわたる問題に取り組む必要性が際立った。
この日の会議は、より良い市民サービスの実現に向けた議論が展開された重要なものであった。