令和4年6月28日に行われた宜野湾市議会定例会では、多様な課題が取り上げられた。特に火葬場建設やスケートボードパークの設置が話題となり、市民の安全や利便性を高めるための施策が求められた。
火葬場建設について、山城康弘議員は進捗状況を質問し、火葬場建設の重要性を強調した。企画部長の安藤陽氏は、現在、宜野湾市民のニーズに応えるため調査研究を進めていると述べた。また、松川正則市長は市民との約束を守り、火葬場建設に向けた取り組みを推進すると約束した。
スケートボードパークについては、宮城克議員が具体的な整備案を提案した。普天間中学校の生徒と保護者からの要望を受けて、地域の人との連携を重視し、設計段階から愛好者やプロスケーターの意見を反映させるとした。選定された場所が野球場の近くであり、やはり安全対策が重要視されている。
また、夏が近づくにあたり、水難事故の危険も指摘され、シュノーケル等を取り入れた水難事故防止学習の実施が必要とされた。又吉直正指導部長は、既存の水泳の授業において安全指導を行っていると報告したが、更なる取り組みの必要性が論じられた。
子育て支援アプリ『はぴはぐ』の導入や、テレワーク人材育成事業についても意見が交わされた。岡田洋代福祉推進部長は子供を持つ家庭の支援に向け、アプリ導入を前向きに検討する意向を示した。これにより、市民サービス向上に寄与することが期待されている。
大山地区の土地区画整理事業に関しても、石川慶議員が市の方針を尋ね、地域の農業振興と併せた施策の必要性を強調した。市は公有地の有効活用に取り組む意向を示し、地域の農業を支援していく構えである。
この会議を通じて、宜野湾市の課題への真摯な取り組みが確認され、市民の要望に基づく施策の実現に向けて、更なる努力が求められている。