令和5年9月の宜野湾市議会定例会では、様々な重要なアジェンダが議論された。
中でも注目を集めたのが、基地行政に絡むPFA汚染問題である。議員からは、環境省が設置した二つの専門家会議の進捗が報告され、特にその内容において国民に向けたQ&Aの重要性が強調された。クレイグ・ドノバン氏が主張する米軍の責任についても議論され、特に環境汚染の原因特定の必要性が改めて浮き彫りとなった。議員は、沖縄県が第11次交通安全計画を策定し、段階的に交通安全教育を進めることに期待をかけている。有機フッ素化合物の状況が進展する中で、特にPFA汚染が市民の健康に与える影響を警戒する声も挙がった。
次に、自転車利用環境の整備が話題となった。自転車の交通安全に関する取り組みが強調され、特に右折矢印信号設置の要望が多く寄せられている。佐真下公園前交差点における右折信号の設置が推奨され、事故防止の観点からも重要性が訴えられた。市民経済部からは、既存の信号機の整備状況が報告され、今後の計画についても要望が伝えられた。
最後に、自主防災組織に関する取組が言及された。行政側は自主防災組織の活動を支援するため、訓練や活動費の強化を図っている。組織力の向上に向けた新たな訓練プログラムの導入も検討され、市民の防災力を高める重要性が再確認された。