令和3年3月22日、宜野湾市議会は、定例会を開き、様々な議題が取り上げられた。特に、男女共同参画社会の推進や新型コロナウイルスワクチン接種体制、また米軍機の騒音被害と低空飛行訓練に関する問題が議論の中心となった。
男女共同参画社会の推進について、屋良千枝美議員は、県内で導入が進められている制服選択制の現状を問い、各校での取り組みを確認した。教育部長又吉直正氏は、現状では制服選択制を導入している学校はなく、今後は他市町村の導入状況を調査し、協議を進めると述べた。
新型コロナウイルスワクチン接種体制に関しては、健康推進部長崎間賢氏が概要を説明し、接種予定者の数や集団接種と個別接種の協力医療機関の数について述べた。その一方で、接種券の送付時期や対象者への周知の徹底が求められており、接種体制の整備が急務であると認識されている。
また、米軍機による騒音被害について、宮城力議員は具体的な飛行回数や騒音被害の現状を確認し、基地政策部長米須良清氏は、抗議活動を続け、飛行訓練の飛行ルートと時間帯の遵守を求めていると答えた。
これらに加え、基地の返還や普天間飛行場に関する交渉の進捗についても話が及び、松川正則市長はシビアな問題であると認識し、今後とも力強く取り組むとの意向を示した。市議会は、地域の安全と市民の安心を確保するため、様々な取り組みを進める必要性が強調され、今後の実施方針が示された。特に、教育や地域活動において、多様性の尊重と安全確保が重要であると改めて認識され、議題は市民生活に密接に関連するものが多かった。