令和3年3月19日に開催された宜野湾市議会定例会では、様々な重要な議題が論じられた。特に新型コロナウイルスワクチン接種事業に関する準備が進められており、各部門からの情報が共有された。また、嘉数アガリガーの文化的評価や市道の安全対策に関する議論も行われた。
新型コロナウイルスの影響により、市民のワクチン接種への期待は高まっている。一方で、健康推進部の崎間賢部長は、ワクチン接種プロジェクトチームを発足させ、各種業務を分担することにより、効果的な接種体制を準備中であると述べた。現在のところ、接種会場である市立体育館の設定や医療機関での個別接種調整が進められており、今後の進捗に注目が集まっている。
また、街の歴史的資産である嘉数アガリガーについての議論では、それが過去の地域コミュニティの重要な拠点であったことが強調された。教育部の嘉手納貴子部長は、この文化財の保護と地域の安全対策に対する取り組みが進められていると説明した。
さらに、伊利原市営住宅の全面改修についても言及され、長寿命化計画に基づいて、市営住宅の改修工事が進められていることが確認された。今回の改修では、住民の安全確保と居住環境の向上が目指されていることが強調された。
そして、市道嘉数7号の横断歩道設置や観光バスの駐車時の安全対策についても議論があり、地域の安全向上に向けたさまざまな施策が求められている。また、デジタルトランスフォーメーションを推進するための計画やキャッシュレス決済導入の状況についても報告され、今後の市の取り組みが期待されている。