令和4年12月22日、宜野湾市議会の第448回定例会が開催された。議題は多岐にわたり、市道伊佐1号道路改良事業や、西海岸商業施設の避難路、市庁舎の玄関ロビー、し尿処理施設清水苑の跡地、さらには市内の落書き、基地政策に関する要望などが含まれた。特に注目されたのは、棚原明議員による市道伊佐1号道路改良事業についての一般質問であった。彼は、この事業の進捗状況に関して建設部長に対し、具体的な説明を求めた。
棚原議員は、同事業が平成26年から計画され、現在8年目を迎えることを指摘。工事の進捗がない現状に不安を表明した。石川康成建設部長は、事業は交通環境の改善を目指すもので、現在は漁業補償交渉が難航していると述べた。棚原議員はこのことに対し、補償交渉が進まないことが事業全体の進捗に影響を及ぼすと指摘し、知事にもその必要性を訴えるよう、強く要望した。
続いて、其他複数の議員が一般質問に立った。特に注目を集めたのは、市庁舎の玄関ロビー改修についての質問であり、市民サービス向上を目指す動きが伺えた。また、流行中のPFAS問題については、上下水道局長が水質管理の現在の取り組みについて詳述した。特に、北谷浄水場からの取水においての注意点や市民からの不安に対する回答を行う場面が印象的であった。
市民駐車場の管理運営についても議論が交わされ、多くの意見が出された。工事の実施を計画している部分についても触れられ、透明性と効率的な運営の必要性が強調された。このように議会は、様々な市民の関心事に目を向け、一体として取り組む姿勢が見受けられた。
総じて、今回の議会では市民の生活に密接に関わる問題が多く取り上げられ、それぞれの議員からの意見と市当局の姿勢が交わされた。 これからの進展に期待が寄せられる、重要な局面にあることを示唆する内容が多かった。