宜野湾市議会は、令和4年3月16日に定例会を開催し、様々な課題について討議された。特に、伊佐浜第1雨水幹線の改築工事や、おくやみコーナーの設置が注目を集めた。まず、伊佐浜第1雨水幹線の改築工事について、上下水道局の島袋清松局長は、現在の工事が順調に進んでおり、土砂撤去や排水管の設置など技術的な難易度が高い工事であると述べた。
次に、新たに設置されたおくやみコーナーについて、総務部はこの取組が市民の手続きの負担を軽減するものであると強調した。今年の5月から本格運用される予定で、ハンドブックや手続き確認シートを配布し、市民の権利を守ることに貢献することを目指している。
また、清水苑や勤労青少年ホームなど、施設の整備計画も進行中である。清水苑は令和4年4月に供用開始される予定で、老朽化した施設が新たに生まれ変わることへの期待が寄せられている。加えて、嘉数高台公園の整備も進行中で、健康推進の拠点として位置づけられ、多くの市民に利用されることが見込まれている。
一方、特殊詐欺被害防止に関しても議論され、昨年の報道などを受け、地域住民への情報提供や啓蒙活動の強化が求められる。市は今後も警察や地域団体との連携を強化し、様々なシステムを導入することで安全な街づくりを推進していく方針である。ただし、入札談合については、複数の見解があり、その防止策のもと、透明性の確保が求められた。
さらに、基地関連事業の一環として、軍の土地取得推進も進められ、周辺での生活環境改善に向けた施策も検討されている。これにより、地域経済の活性化や市民の生活の向上に寄与することが期待されている。
市当局は、市民のニーズに応えるため、さまざまな施策を進めると同時に、地域住民の意見を吸い上げ、より良い街づくりに努めていく方針である。今後の議論の行方が注目される。