令和3年7月30日に開催された第437回宜野湾市議会臨時会では、重要な議題が取り上げられた。
議会では米軍普天間飛行場所属のCH-53Eヘリコプターによるコンテナ落下事故に対する抗議決議や、汚水処理に関する決議が全会一致で可決された。
特に、知名康司基地関係特別委員長は、落下事故の危険性を強調し、「住民や観光客を巻き込む大惨事につながりかねない」と述べた。
また、米軍が泡消火剤の使用等に起因する汚水を公共下水道へ放出する意向を示していることについても、深刻な懸念が表明された。議長は「汚染物質を含む水の放出は、非常に無責任な行為だ」と批判した。
今回の決議では、事故の原因の徹底究明を要求し、再発防止策の実施を求める内容が盛り込まれている。加えて、米軍の責任で汚水処理を行うことも強く求められた。
本議会では、可決された意見書によって、汚水が放出されないよう、環境保全の必要性と市民の健康が守られることを訴えた。
宜野湾市議会は、今回の決議によって地域住民の安全と環境を守るための強い姿勢を示し、その要請行動が行われる旨も確認された。今後、関係機関への働きかけが進められる予定である。
議会は全ての議員が賛成する形で決議を可決し、議長は「市民・県民の健やかな生活を守るために行動していく」と締めくくった。