令和4年12月6日、宜野湾市議会第448回定例会が開会した。
本会議では、令和4年度一般会計補正予算第6号をはじめ、複数の補正予算に関する議案が上程され、さまざまな財政的措置について審議が行われた。
特に令和4年度一般会計補正予算では、歳入に7億2,008万8,000円を追加し、予算総額を547億5,801万5,000円に引き上げることが提案された。主な要因は、市税の増加や各種事業費の調整によるものと説明された。これは市の財政にとって、資金の収集と管理が適切に行われていることを示す重要な指標とされている。
また、令和4年度国民健康保険特別会計補正予算第3号では、歳入歳出ともに2,372万5,000円の追加が議決された。この補正は、予想よりも多くの受給者に対する支援を行うために必要と示され、健康推進部長・崎間賢氏は、これにより社会保障の充実が図られるとの見解を示した。
介護保険特別会計についても補正が行われ、664万8,000円が減額された。これは主に、職員の人事異動に伴う影響によるもので、合理的な財政運営の一環として進められている。
さらに、後期高齢者医療特別会計補正では、140万9,000円が減額され、特に人件費に関連した調整が行われたことが報告された。下水道事業会計や水道事業会計に関しても同様に、グランデュウの補正が提案され、予算の透明性が保たれるよう、貴重な指標が提供された。
この議会では、各委員会からの報告や提案も含まれ、特に地域内の福祉責任の遂行や住民ニーズへの対応が強調された。市内の多様な事業が進行中である中、特に高齢者福祉や小中学校の環境改善に向けた取組の重要性が再確認された。市長・松川正則氏は、将来的な課題に対する明確なビジョンと行動計画を持って取り組んでいく姿勢を見せており、議員からの期待が寄せられた。