第442回宜野湾市議会定例会が開催された。
本会議において、市長の松川正則氏が令和4年度施政方針を述べ、一般会計予算についても詳細な説明が行われた。
施政方針では、松川市長が新型コロナウイルス感染症に対する対策や経済支援策について言及した。特に、昨年実施された水道料金免除などの施策が、市民や事業者の皆様に一定の好評を得たことが強調された。
加えて、地域経済への支援として「ぎのわん元気再生!」クーポン事業の継続も示された。市長は、これからも国や県と連携してワクチン接種など感染症対策を進めていく意向を示し、全職員が市民の生活向上に向けて尽力する姿勢を改めて誓った。
さらに、令和4年度の一般会計予算は、498億7千万円に達し、前年度費約2.8%の増加が見込まれている。市税の増が予想される中、特に健全な財政運営が求められることが指摘されている。
この中には、新型コロナウイルス感染症の影響による経済的配慮も含まれており、松川市長は、特に子育て支援や高齢者福祉の充実に努める意向を示した。
会議ではまた、一般質問も活発に行われ、主に地域交通の整備や教育環境の向上、災害対策についての議論が交わされた。
議員からは、米須清正氏が通学路の交通安全対策についての質問を行い、松川市長は「重要性を理解し、速やかに手配する」と賛意を示した。また、伊佐哲雄氏から公共施設への電力調達の競争入札に関する質問もあり、他市町村事例を基にした具体的な施策を検討中であると回答があった。
このように、今回の会議では市の施策や予算に関わる多様な問題が取り上げられ、議会はそれぞれの議案と一般質問に真摯に向き合う姿勢を見せた。市民にとって良好なまちづくりを目指すその動きに期待が寄せられる。