宜野湾市議会第455回定例会が令和6年3月18日に開催された。 ここでは、日々地域課題に取り組む議員たちが様々な議題を取り上げ、今後の政策に向けた意見を交換した。特に注目を集めたのは、喫煙所設置についての議論であった。本市は、都市緑化法に基づき地域住民からの健康面への配慮として、特定屋外喫煙場所の設置を検討している。しかし、具体的な場所選定が難航しているとの報告がなされた。特に、喫煙所がなく、近隣のコンビニ周辺にたばこを吸う方々が集まり、悪影響が出ているとの苦情も寄せられている。 安全を守るためには、早急な対応が求められている。
また、議会では女性デジタル教育・就労支援事業の導入も強く推奨された。この事業はデジタル技術の習得により、女性の就労を支援するものであるが、当局からは実施が難しいとの見解が示された。他市では、商工会を通じた成功例があるため、宜野湾市でも積極的に取り組むべきではないかとの意見が多く聞かれた。
さらに、本市の生活困窮者自立支援制度についても議論が交わされた。国が示す地域共生社会の実現には、地域住民と行政の連携が不可欠であることが確認された。それを踏まえて、本市がどのような施策を実施していくのか、また構築すべき体制についても提案がなされた。
次に、発達支援についての取り組みも報告された。発達相談の窓口体制については、窓口の拡充とともに、地域に密着した支援が求められている。この点については、今後の見直しと改善が期待される。