令和6年度宜野湾市一般会計予算に関する議会が行われた。大きな変更点として、最も注目されるのは約543億8,000万円の予算が示されたことだ。これは、前年度比で約30億円の増額となる。
中でも、注目される歳入の増加は、主に固定資産税やたばこ税の増加によるものである。特にたばこ税は、前年比で約16億2,000万円の増額が見込まれており、その詳細が議員からの質問で明らかにされた。
議会では、桃原功議員が予算編成に関する質問を行い、財源の確保について具体的な数字とその方法について追及した。企画部長の坂場純平氏は、今回の予算において、22.4億円の財政調整基金の繰入れを予定しているとし、その理由を歳出の増加に対する費用圧迫にあると説明した。
加えて、独り親家庭の支援事業や、次期男女共同参画計画に向けた取り組みが報告された。また、公共交通の推進事業も進んでおり、地域の特性を活かした改善を目指すとした。しかし現在の交通状況や利用実績については多くの課題があることも確認された。
さらに、倉浜衛生施設の熱回収施設改修についても言及があり、必要性と今後の見通しについて質疑が続けられた。全体として、過去最高の積立金残高をもとに、今後の予算運営が注目されるが、歳入の増加に対する内容と、その影響が市民生活に反映されるかは今後の議論となるだろう。