第425回宜野湾市議会において基地問題や安全衛生に関する議論が行われた。
特に桃原功議員が普天間基地の即時閉鎖についての質問を投げかけた。
この問いに対し、松川正則市長は、政府の示す約12年という期間を短縮するよう要請していると述べた。普天間基地の返還が24年経過していることに触れ、市民にとっての基地負担の軽減や危険性の除去が重要であると指摘した。
また、PFAS汚染問題についても取り上げられ、桃原議員は沖縄でのPFAS監視強化の必要性を訴えた。上下水道局長は、厚生労働省が設定した水質基準に対して評価を行っていると答弁した。しかし、桃原議員は基準が低すぎると訴え、沖縄県民の安全を守るためのさらなる対策を強く求めた。
さらに、基地から流れる音への苦情も焦点となりました。桃原議員は、普天間飛行場から流れる国歌の音量が高く困っている市民が多いことを挙げた。基地政策部長は改善要請を行っていると報告したが、市民からの苦情が続いていることに留意しなければならないと答えた。市長もこの件についてしっかり取り組んでいくと答えた。
また、地デジ受信障害に関して、放送が途切れる現象が市内全域で見られることを報告し、対策が求められた。市長は、地元民への情報周知が大切で、基地の関与を明らかにしていく意向を示した。
全体を通して市議会では、基地問題に対する市民の理解を得ながら、各種問題の解決に向けた取り組みが必要であるとの意見が強調された。市長の姿勢は前向きだが、市民の声をどう反映させていくかがこれからの課題だ。