令和２年12月15日、宜野湾市議会は第431回定例会、第3日目を開催した。この日の議題には、建設関連の重要な契約が含まれており、特に西普天間橋梁下部工工事請負契約と西普天間住宅地区造成工事に関する提案が際立った。
経済建設常任委員会の宮城克委員長は、報告を通じて、工事の選定過程での質疑応答を明らかにした。議案第84号においては、橋梁形式選定の背景としてイシジャー緑地の保全が挙げられた。これに関連して、選定された鋼アーチ系ニールセンローゼ橋については、後の維持管理の観点からもコスト面での優位性が強調された。
また、議案第85号の造成工事計画については、琉球大学医学部が関与する様々な施設の建設が進行中で、令和3年度中に造成工事が完了する予定とされている。これに対し、議員からはさらに具体的な設計や予算についての質問が寄せられたが、質疑は終了し、両議案とも全会一致での同意が決定された。
続いて、福祉教育常任委員会において詳述されたのが、議案第86号である宜野湾市のGIGAスクール用端末購入に関するものだ。福祉教育常任委員会の山城康弘委員長によると、選定された端末が学生に対して非常に使い勝手が良く、クラウド保存機能があるクロームブックであることが明らかにされた。これに対して、各議員より教育の現場での実用性を踏まえた指摘がなされ、委員会は全会一致で同意した。
続く第69号議案、令和２年度一般会計補正予算（第７号）もマクロ視点での経済政策として予算の適切な見直しが求められる中、重要な位置づけを持った。また、補正予算の中には、コロナウイルス感染症の影響を受けた高齢者への特別支援が考慮されているが、予算審査を通じて追加の議論が求められる段階にある。
この日程の締めくくりとして、また別の職員からの報告も受けつつ、他の主要議案が事務局を介して適切に運営されることを期待しつつ、整然とした議会の閉会が求められる。本日の議会では、重要な契約とその背景にある政策が特に注目されたのは間違いない。それでは、宜野湾市が今後、これらの議案を通じてどのような経済的、教育的成長を遂げていくのか、引き続き注視していく必要がある。