令和3年3月2日、宜野湾市議会の定例会第433回が開催された。この日、重要な議案が多数上程され、様々な質疑や議論が交わされた。特に、令和2年度一般会計の補正予算への承認が目を引く内容である。
今回提案された主な議案には、コロナ対応としての一般会計補正予算(第10号)やさまざまな特別会計予算が含まれている。特に、追加された4700万円の補正は新型コロナウイルス対策としての重要性が高いとされている。
桃原功議員は、具体的な資料の提出を求め、ワクチン接種会場に関する最新の情報を要求した。これに対し、健康推進部長の崎間賢氏は、集団接種の会場は市立体育館で、関連資料は現状のものに特に変更はないと述べた。また、コロナ禍における市民への周知が不足している可能性も指摘された。
さらに、同議会では、令和3年度の国民健康保険特別会計予算も取り上げられた。こちらも新型コロナの影響を考慮したものとなっており、議員からは、具体的にどのように活用するのかという質問が投げかけられた。その際、企画部長の安藤陽氏は、県からの見込み数字を元にしていると説明したが、詳細な分析は現段階では行っていないことを明示した。
また、宜野湾市附属機関の設置条例の改正についても議論された。この条例は市の附属機関の運営基準を定めたものであり、議員からはその必要性や現状維持の意義に関する意見が相次いだ。これに対して、部長の伊波保勝氏は条例改正の目的について具体的な説明を行った。
宜野湾市は、引き続き市民サービスの向上を目指し、さまざまな施策を展開する方針を示している。今回の議会でも、財源の適切な運用や新型コロナウイルスの影響に配慮した補正予算案が提案され、議論が進められたことが印象に残った次第である。