令和6年4月23日、宜野湾市議会臨時会が開かれ、複数の議案が全会一致で承認された。特に重要なのは一般会計補正予算の承認だ。この補正予算は、宜野湾市の西海岸地域音楽活性化等推進事業に関連し、約8億8千万円の追加が含まれている。会議では、建設部長の又吉直広氏が事業の進捗について説明を行った。
今回の補正は、市内で4回にわたり入札が不調に終わったことを契機としている。これらの状況を受けて、経済情勢に応じた適正価格の算定が求められた。特に、資材や人件費の高騰が大きな理由として挙げられた。又吉直広建設部長は、その影響で「入札価格と予定価格の乖離が大きくなっている」と述べた。
また、議案第42号及び第43号の承認では、宜野湾市税条例や国民健康保険税条例に関する専決処分が議題となった。いずれも税制改革が背景にあり、必要な手続きが迅速に行われた。総務部長の泉川幹夫氏は、「地方税法の改正に伴う対応だ」と強調した。
最後に、固定資産評価員の選任が行われ、この手続きも全会一致で承認された。これにより、新たな税務課長が評価員に選任されることが確認された。議長の呉屋等氏は「市民への説明責任を果たすために透明性を保ちつつ進める必要がある」と言及した。
今回の臨時会は、迅速な対応と市民への配慮が感じられ、議員からも多くの意見が出た。市長が強調したように、これからも市民の期待に応えるため、努力を続ける必要があると言える。