令和4年3月17日、第442回宜野湾市議会定例会が開催された。
議会では、重要課題が次々と取り上げられ、注目が集まった。特に、屋良千枝美議員が提起した「女性の政治参画と志しやすい環境整備について」の議論が深まった。屋良議員は、日本の男女の政治分野におけるジェンダーギャップ指数が依然として低いことを指摘した。数値によると、日本は153か国中121位で、政治分野では144位と非常に劣位にある。
安藤陽企画部長は、自市の男女共同参画計画に基づく取り組みを強調し、各種審議会における女性の登用促進が進められていると説明した。
続いて、「高齢者外出支援のためのデマンドタクシー導入について」の質疑も行われた。屋良議員は、特に高齢者の運転を取り上げ、高齢者が外出しやすい環境が必要であるとの認識を示した。市は、デマンドタクシーの導入に取り組みを進める意向を示し、地域交通の課題を解決する姿勢を見せた。
さらに、時間を超えて重要視されたのは「米軍機の爆音等による騒音被害と危険性除去」の問題であった。呉屋等議員は、コロナウイルス感染症の影響がある中でも、外来機の飛来が増えていることを憂慮した。市長は、米軍との会話の中で、夜間の飛行が市民生活に与える影響を強く伝え、理解を求めていく考えを述べた。
自治会への支援や、学習等供用施設の改修についても、議員からの質問が相次いだ。国吉孝博市民経済部長は、補助事業の支援実績を挙げ、今後の自治会支援のための業務も増えていることを報告した。市民生活課も、自治会の活動促進や交通安全活動に積極的に取り組んでいるとの回答があった。
最後には「学校周辺の交通安全対策について」の質問もあり、特に横断歩道や信号機の整備要望が出されました。市は、警察と連携し、交通安全を進める姿勢を示した。
会議の結束を感じた議員たちは、それぞれの問題を共有し、地域の未来への一歩を掲げながら会議を終えた。