令和元年9月19日、宜野湾市議会定例会で、宮城政司議員がウチナー文化の教育と普及に関する一般質問を行い、幼稚園や小中学校でのしまくとぅばの教育方針の現状を問う。
宮城議員は、島くとぅばが消滅の危機にあることを踏まえ、教育機関での取り組みを確認した。「幼稚園や小中学校では、挨拶や歌の時にしまくとぅばを使う機会を設けている」と甲斐達二指導部長が回答。更には、地域の発表イベントでの日常的な言語使用を促す重要性についても言及した。
次に、認知症高齢者の支援に関し、地域と施設が連携しつつ、見守り体制を更に強化する必要性が指摘された。特に、教育機関においても社会の一員としての意識を持つことを促す視点が重要であると宮城議員は強調した。
さらに、認可外保育施設について、無償化には保育の必要性の認定が必要であるが、申請書の配布を現在行っている点が説明された。
この後は宜野湾市内の道路整備と熱帯計画に関する質問に移り、特に洪水対策と地域の安全性向上に向けた発言が多数なされた。特に、会議では米軍基地に関連する問題が大きな懸念として提起され、基地負担軽減措置も求められた。
このように、会議の内容は教育から地域の安全、基地問題まで多岐にわたるが、市の全体の施策に対し、市民が安心して暮らせる環境を整えていく必要が求められている。