令和4年度の宜野湾市一般会計予算に関する審議が行われた。
特に注目すべきは、各種予算案の質疑やその背景に関して深い議論が展開された点である。
中でも、桃原功議員が提起したてぃーちがー公園の整備事業については、過去の報道を受けて水質改善のための設備導入が如何に行われるかに関心が集まっている。
桃原議員は「浄化装置の具体的な内容を明らかにする必要がある」と求め、建設部長の石川康成氏は、「実施中の実施設計の中で比較検討を逐次行っている」と回答した。
また、自治会補助金に関する議論では、自治会の事務所改修補助金の減額が指摘された。
桃原議員は、「自治会への支援を強化する姿勢が必要」と述べる中で、「現実的には希望する自治会の数が減少している」との理由が挙げられた。
市民経済部長の国吉孝博氏も、「多様な補助金を通じて自治会の活性化を図る」と強調しつつ、柔軟な対応の必要性を示唆した。
加えて、普天間飛行場周辺のまちづくり事業でも新たな動きが見られる。
委託料と工事請負費の合計は大きな金額となっており、地域の発展に向けた具体的な施策が期待されている。
市の担当者は、「調査の後、門前広場のトイレ整備など具体的な工事を進めていく」と述べ、地域住民の利便性向上に意欲を示した。
さらに、平和祈念像の補修についても言及があり、過去の亀裂問題に対する適切な対応を求める声が上がった。
教育部長の嘉手納貴子氏からは、「文化財として保護が強く求められており、早急に養生作業を行う」との回答があった。
市民からの期待が高まる中、各議員の質疑を通じて、今後の施策がどのように展開していくかが注目される。
議会は、引き続き地域課題に対する議論を深化させ、住民の安心安全、福祉の向上に寄与する方針を確立していくらしい。