令和4年第8回高梁市議会の定例会が12月2日に開催された。
議長の石田芳生氏は議事を開始し、まず会議録署名議員として平松久幸氏と宮田公人氏を指名した。次に、会期の決定について照会し、宮田好夫氏が議会運営委員会の協議結果を報告。
今定例会の会期は12月21日までの20日間と決定され、議員らから異議はなかった。
続いて日程第3の諸般の報告が行われた。報告内容には、監査委員からの令和4年7月から10月分までの例月現金出納検査結果が含まれていた。次に、議案の上程に入り、秋市長から送付された議案23件が一括で上程され、議題となった。
議案には、電力・ガス・食料品等の価格高騰に対する給付金の支給に関する議案が含まれていた。藤澤政裕副市長は、給付金が低所得世帯に対して1世帯あたり5万円を支給することを述べた。この施策は、物価高騰の影響を受ける世帯に対する支援として位置づけられている。
更に、職員の定年延長に関する議案も議題に上がった。北畑太一総務部長は定年を60歳から65歳に段階的に引き上げることを説明し、管理監督職の在職年齢についても言及した。具体的に、管理監督職の職員が公務に従事する期間を長くする意図が強調された。
また、新型コロナウイルス感染症関連の施策が報告され、市民に対しては基本的な感染対策の徹底が呼びかけられた。加えて、ワクチン接種の促進についても言及。
他には、農林漁業体験実習館や吹屋農村交流促進館の指定管理者に関する議案の補足説明が行われ、地域の観光促進に向けた取り組みが進められることが示唆された。