令和6年5月17日に行われた高梁市議会の臨時会では、議案第55号に対する審議が行われた。
議会には16名の議員が出席し、議案の上程や副議長の選挙、および提案理由の説明などの議事が進行した。
まず、日程に従い会議録署名議員として金尾恭士氏と川上博司氏が指名された。
次に、臨時会の会期は本日1日限りと決定され、宮田好夫氏の副議長辞任に伴う副議長の選挙が行われた。
選挙の結果、大月健一氏が新副議長に選ばれることとなった。
市長の近藤隆則氏は、議案第55号に関して提案理由を説明した。こちらは高梁市一般会計補正予算である。
これには、先日発生したひょうの影響で、農業用施設が被害を受けたことに対する支援策が含まれ、市長は「被害農家へお見舞金と資材費の補助を行うよう進める」と発表した。
特に、高梁市のブドウ農家への支援は重要視されており、急な気象変化に伴うリスクに対しての補助が求められる内容であった。
また、地域おこし協力隊の活動についても言及され、新たに6名がチームに加わったことが報告された。
これにより、外国籍住民と地域社会を繋ぐ役割の重要性が増すと考えられている。
続いて、観光に関するデータも提示され、現在の観光状況についても意見が交わされた。
市内への訪問者数は約2万6,000人であり、昨年に比べて減少傾向にあるものの、観光振興策が必要とされている。
さらに、映画「晴れの国」が地元で特別上映される告知もなされ、市のPR活動として期待が寄せられている。
最後に、議案第55号の採決が行われ、全員一致で原案が可決されたことが記録され、閉会に至った。
本臨時会では、市長からの挨拶の中で、「議会と行政が協力して高梁市をより良い場所にすることが重要」と強調された。また、次回は5月29日に定例会が予定されている。