令和元年第3回高梁市議会が開催され、許可された議案は全て一致した。
市議会は、議会運営のスムーズな進行を確保し、市民の皆様の意見を考慮しながら、迅速かつ透明な議決を行うことを目指しています。
会議では、各委員長の報告が行われ、特に総務文教委員会の倉野嗣雄氏による報告が注目を集めました。倉野氏は、認定案件についての慎重な審査結果や意見を述べ、全員一致での認定を決したことを報告しました。「平成30年度高梁市各会計歳入歳出決算認定については、全員一致で認定すべきとの決定を行った」と強調しました。
次に、産業経済委員会の森田仲一氏は、多くの市民から意見が寄せられた議案について報告しました。「消費税増税が市民生活に影響を及ぼす時期にあたり、引き上げに対する反対意見が多く出た」とし、市民への影響に注意を払う重要性を訴えました。
また、市民生活委員長の黒川康司氏からは、公共料金に関する議案の改定について市民生活への影響を懸念する意見が提示されました。黒川氏は、すべての議案について慎重に審査した結果、全員一致で可決されたことを報告しました。
質疑応答の時間では、議員からの質問がなく、円滑に進行しました。討論では、日本共産党の石部誠氏が市民生活と教育に関連する課題について反対意見を表明しました。「若者の貧困化が進んでいる中での公共料金の引き上げは本末転倒」とし、市民ニーズを第一に考えるべきと述べました。
採決においては、各案件が賛成多数で決定され、特に請願第3号に関する採択が行われました。これは、教育の充実を求める内容であり、各議員の賛同を得たことで進展を見込みます。
さらに、市長の提案による追加議案も承認され、「高梁市教育委員会教育長の再任について」の決議がなされ、大きな拍手で受け入れられました。市長は新しい教育長に期待を寄せ、今後の教育行政の充実を図る意向を示しました。