令和2年第4回高梁市議会の一般質問において、森上昌生氏がコロナウイルス感染に関する問題と、野良猫対策についての具体的な施策を求めた。特に、市内でのピースワンコ・ジャパンが運営する飼養シェルターの状況を注視し、市民生活部長の赤木和久氏は、動物愛護管理法に基づく定期的な立入調査が行われていることを報告した。しかし、森上氏はその調査内容について詳細情報が十分に伝えられていないと指摘し、改善が急務であると訴えた。
また、野良猫問題についても言及した。森上氏は、見かけ上の殺処分頭数が減少していることは評価しつつ、野良猫の大幅な減少には結びついていないと強調した。市は、猫の飼育マナー向上と不適切な餌やりの制止を図っているが、実情として猫の繁殖に直接的な効果があるか疑問視している。市民生活部長は、住民が主体となり飼い猫や野良猫を管理する地域猫活動が重要であるとの意向を示しつつ、この取組に対して行政も支援していく必要があると述べた。
さらに、一般質問終了後の討議では、議員が市道や農道の草刈り業務について指摘した。市道と農道の草刈り回数やその実施日が議論され、特に通学路における草刈りの重要性が再確認された。市が通学路周辺の草刈り時期を見直し、市民の安全を守るため、草刈りを年二回行う必要性が訴えられた。