令和2年6月12日、高梁市議会が開催され、新型コロナウイルス対策や医療介護体制、移動スーパー事業者への支援などの重要な問題が取り扱われた。
議会では、各議員からの質問が続く中で、特に新型コロナウイルス感染症の影響で買い物環境が悪化していることが強調された。宮田好夫議員は、特別定額給付金について市民への情報提供を求め、特に届けられなかった申請書の対応を議論が進んだ。政策監の乗松晃生氏は、申請書の返却状況について、約1万3,000件が戻され、そのうち120通が宛先不明だと報告。
さらに、宮田議員は高梁市に住む外国人に対する給付金の支給状況を問うと、政策監は多言語の案内を用意して対応していると述べた。また、移動スーパー事業は高齢者や買い物弱者への支援に必要であるとの指摘もなされた。特に農協や地元商店における巡回状況についても言及され、十数社が現状で移動スーパーとして運行している。
平松賢司議員は、高齢者に対する見守りと移動スーパーの必要性に触れ、現在の地域商業活性化支援事業補助金が十分でないと述べ、支援内容の充実を訴えた。特に、移動販売を行う事業者への補助金の高さや、利用促進策についても質問された。福祉避難所の必要性や避難所の定数見直し、備蓄品の重要性についても深い考察が行われた。
議会において議論された中でも、移動スーパーの支援策や市内での販売振興策の拡充が求められた。また、新型コロナウイルスの影響を受けた事業者に対して、地方創生臨時交付金を利用した独自の支援策を考えることが強調された。
各議員の発言を通じて、高梁市が今後直面する課題への対策を講じ、地域の皆が安心して生活できる環境の構築が求められていることが明らかとなった。今後も市の機関が協力して改善策を立てる意義が強調され、引き続き議論が進められることとなる。