令和6年3月7日、令和6年第1回高梁市議会において、宮田公人議員が主に農業施策について質問した。市長の近藤隆則氏は、高梁市の農業の現状を正確に把握する重要性を強調した。特に米作が高梁市の基幹産業であるため、農業振興の施策については特に力を入れていく必要があると認識しているという。議会でもふるさと納税を活用した農業振興施策が議論された。特に、米に着目した施策が求められた。
次に、学校の再配置についての議論が続いた。教育長の小田幸伸氏は、小規模校から大規模校へ統合される際に保護者や地域住民の不安を解消することが重要であり、受入れ側の学校には適切な指導と支援を行っていく必要があると述べた。このためには、交流活動を増やし、教育環境を整える必要があるとしている。
また、地域の人々の関心が高まる中、野良猫問題についても議論された。市長は、行政としての啓発活動が重要であると認識しているが、一方で飼い主のいない猫に対して現時点では具体的な施策はないという現実を直視する必要があるとし、今後の取組については議員らの意見を反映しながら進めていくとした。
最後に、防災と災害対策に関する議論が行われた。特に、高梁市周辺には活断層が存在することから、地域住民への情報提供や災害時の避難計画の整備が求められている。政策監の清家貴之氏は、避難所運営マニュアルの更新や、実際の災害シミュレーションを行い、地域の実情に合った対策を講じることが必要であるとした。