令和5年第1回高梁市議会が3月27日に開催され、重要な議題についての議論が進められた。
この日の議議事日程には、委員長報告や乙議案の上程などが含まれており、特に令和5年度一般会計予算に関する審議が注目を集めた。出席議員は17名で、これに基づき採決が行われた。
総務文教委員長の伊藤泰樹氏は、議案第38号の審査結果を報告した。中には新消防庁舎、高梁認定こども園、有漢義務教育学校の施設整備事業が含まれ、投資額の増加についても触れられた。特に議案の内容について、複数の委員から「事業費が膨らんでいる」という懸念の声が上がった。議員からは、「事業費を圧縮し、将来的な負担を軽減してほしい」との意見も飛び交った。
また、感情が高まる中、石井聡美氏はこの予算に対して反対の立場を表明し、なぜ現時点でそのような大規模な investment を行う必要があるのかと疑問を呈した。特に、資材費と人件費の高騰が急激に進展しており、これが市の財政にどのような影響を及ぼすかについて疑念を抱いていることを強調した。討論の中では、「立ち止まって見直すべき」との意見も強く述べられた。
採決の結果、議案第38号については賛成多数で可決されたが、附帯決議も付され、今後の実行については議会との情報共有が求められることとなった。これに対し、市長の近藤隆則氏は、予算の執行に際し、提出された附帯決議を重く受け止め、必要な情報について市民や議会に提供することを約束した。
また、今回の議会では、乙議案第1号「高梁市議会の個人情報の保護に関する条例」も上程され、議員からの質疑はなかったが速やかに可決された。さらに、追加議案の人権擁護委員の候補者に関する刷新的な提案も行われ、議会には力強い反響が寄せられている。