令和5年第5回高梁市議会(定例)の会議が行われ、主に追加議案や議案質疑、委員会付託に関する重要な論議が行われた。特に市長が提案した追加議案では新しい消防庁舎と有漢義務教育学校に関わる工事請負契約の締結が提案され、議員からはその必要性と具体的なポイントに関する質疑が数多く寄せられた。
議案では特に議案第69号から議案第74号までの6件について詳しい説明がなされ、近藤市長は、今回提案された工事請負契約が高梁市にとって必要不可欠であることを強調した。新消防庁舎の建設に関しては、特に現行の消防施設の老朽化が進んでいるため、新たな施設が求められている状況である。
また、議案質疑においては、金尾恭士議員が多くの質問を行った。例えば一般会計での公債費が増加している点について、北畑総務部長は、過去の借入などが影響していると説明し、今後の見通しについても言及した。
また、質疑の中で、国民健康保険税を巡る不納欠損の問題も取り上げられた。特に石井聡美議員からは、ここ数年での留学生による納付問題が指摘され、厳しい経済状況が影響を与えているとの認識が示された。これは将来的に、一般の納税者に負担がかかる可能性も孕んでいる。
さらには、秋町における残土処分場の進捗状況が発表され、用地の購入が順調に進んでいるとの報告があり、今後の工事についても予定通り進める考えが示された。