6月22日に開催された令和3年第2回高梁市議会では、重要な議案が上程された。
本日の議題は、追加議案としての上程を含め、3件の議案が取り扱われた。議案第84号の工事請負契約締結については、近藤市長からの提案がなされた。市長は「高梁市西地区ケーブルテレビ網光化整備工事」を行うための契約の締結を求めており、その契約金額は3億6,520万円となる。
この工事により、災害時の情報提供や住民サービスの向上を図ることが期待されている。ちなみに、この工事は令和4年3月までの実施が計画されていると市長は強調した。
また、議案第85号では令和3年度の一般会計補正予算についての提案があり、歳入歳出それぞれ2,952万5,000円を追加し、予算総額は254億4,228万7,000円に達する見込みである。北畑総務部長は、「補正予算の内容には生活困窮者自立支援金給付事業が盛り込まれている。」と述べ、詳細な施策についても説明した。
特に新型コロナウイルス感染症の影響を受けた世帯への支援が重要視されており、単身世帯や多人数世帯に応じた支給内容が設定されることも強調された。具体的には、単身世帯には月額6万円、2人世帯には8万円の給付が計画されている。
今後の議案質疑では、さらなる詳細な説明が求められ、議員からの質問が多く寄せられた。小林重樹議員からは予算繰越についての詳細な説明が求められ、大福土木部長が新型コロナウイルスの影響で工期が延びたことも含めて説明した。また、生活支援施策に関しては、健康福祉部長が周知方法を述べ、特に地域コミュニティが関与する形での支援が有効であることを伝えた。さらに、平松久幸議員は高梁国際ホテル関連の事業について関心を寄せ、修繕計画や外部委託に関する情報も追求した。
市長は「熱心な質疑を通じて、しっかりした議案審議を進めることが重要だ」と語った。議会は引き続き、次回の委員会付託案件への対応に関しても議論を深める考えを示した。議案はそれぞれ適切に付託され、委員会での精査が待たれる。