令和2年第2回高梁市議会(臨時)が開催され、主に新型コロナウイルス対策のための補正予算案が上程された。議案第53号では、令和2年度高梁市一般会計補正予算を行う旨が提案された。
市長の近藤隆則氏は、補正予算の提案理由を述べ、新型コロナウイルス感染症の影響によって市民の生活が困難になっている状況を指摘した。特に、収入減少や失業による影響を緩和するための支援策の必要性を強調した。
具体的な支援策として、緊急の生活支援資金の提供や市営住宅への一時入居支援が行われる。また、教育現場においては、小・中学校の授業を4月7日より再開し、感染対策を徹底する旨が報告された。特に、学校給食の提供が欠食防止につながるとの説明も行われた。
議案質疑において、宮田好夫議員は特別定額給付金の申請方法について質問を投げかけた。それに対し、佐藤仁志総務部長は、申請書の送付が5月中旬を予定している旨を回答した。さらに、代理申請の受け付けや土日対応への配慮も示された。
また、マスク購入券配布についても話題に上り、今後の進捗状況が注視されている。同様の視点で、議員らが新型コロナウイルス感染症の予防に向けた取り組みや市民生活への影響を懸念していることが伺えた。
最後に、議案第53号についての採決が行われ、全員一致で可決された。これにより、新型コロナウイルス感染症に対する高梁市の取り組みが一段と進展することが期待されている。原案可決に際し、小林重樹議長は、市民の理解と協力が不可欠であると語っており、議会閉会前に市長は今後の課題に対しての対応を強く訴えた。