令和5年第6回高梁市議会での一般質問を受け、複数の議題が議論されました。
まず、物価高騰対策について、川上博司議員が強調した内容では、住民税非課税世帯への給付金や重点支援地方交付金の活用が取り上げられました。近藤隆則市長は、3億3,000万円が給付金に割り振られる計画を示し、システム改修を早急に進めていくと述べました。また、推奨事業メニューとして水道の基本料金無償化案を提案し、今後の導入を目指す意向も示しました。
次に、教育分野に関する質問では、GIGAスクールの活用状況が言及され、教育長の小田幸伸氏がICTの利用状況を説明しました。具体的には、小学校が74.3%、中学校が85.7%で週3日以上活用しているとのことで、全国平均を上回る利用状況が確認され、優良校の達成に向けた取り組みを強調しました。
続く人材育成に関する討論では、伊藤泰樹議員が公務員の人材育成方針に疑問を呈しました。北畑太一総務部長は、定期的な研修と職員像を示し、改善を目指す意向を伝えました。また、民間企業との研修方法の見直しも重要視されています。
さらに、高梁市の公共施設整備や管理が議題となり、市長は新設施設の優先順位や管理しやすい設計について言及しました。そして、松山踊りに関する文化施策も見受けられ、教育長がユネスコ文化遺産登録における進捗状況を伝えました。
最後に、野良猫に関する問題点が浮上しました。市民生活部長の伊丹誠氏は、野良猫への餌やりに関する啓発と、今後のアプローチにおいて市民との連携を重要視する意向を示しました。市は水質調査を継続して行い、市民生活の安心を図る意向を示しているものの、実効性に乏しいとする指摘もありました。