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高梁市議会、地域防災組織や鵜の被害問題を議論

高梁市議会が12月に開催され、市街地における防災組織や高梁川における鵜の被害、地域のボランティア活動等が議題に上がった。
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令和4年12月9日、高梁市議会では市街地における防災組織や高梁川における鵜の被害など多くの重要な議題が取り上げられた。中でも、森 和之議員は「市街地の自主防災組織の結成状況はどうか」と問いかけた。

これに対し、正木俊英政策監は市街地での自主防災組織のカバー率が約12%であると述べ、市全体では約30%との報告があった。また、県との連携を通じ、効果的な防災活動の誘致と自発的な組織設立の促進が今後の目標である。

続けて議題に上がったのは、高梁川における鵜の被害の問題である。市川 野徳夫産業経済部長は「令和3年の漁業被害は約4,125万円で、284羽の鵜が確認されている」と述べ、地元漁業への影響を強調した。鵜の駆除奨励金が支給される中、今後も一層の対策が求められることが確認された。

また、議会の中で市民のボランティア活動、特に地域のコミュニティーカフェの運営についても話題となった。市長は「高齢者の方や孤立しやすい方々とのつながりを促進する重要な活動であり、今後地域の協力を得てボランティアが活動しやすい環境を整えていきたい」との意向を示した。

さらに、公園の管理についても議論が行われ、市街地の遊具の老朽化が問題視された。市民生活部長は「地域での管理が苦慮されている状況であり、市としても地域のコミュニティと協力しながらこの問題に取り組んでいく」との方針を述べた。

最後に、カーボンシティー宣言後の取り組みとして、市の省エネ設備導入状況が報告され、特に太陽光パネルの設置やLED照明の導入が進められていることが強調された。次世代を担う若者たちにもその知識と意識が浸透するよう、継続的な啓発活動が必要であるとの意見が共有された。これらの取り組みが高梁市をより良い地域へと導いていくことが期待されている。

議会開催日
議会名令和4年第8回高梁市議会(定例)
議事録
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