令和2年第3回高梁市議会が6月16日に開かれ、追加議案が上程された。議案には、工事請負契約や市民生活向上対策が含まれており、新型コロナウイルス感染症への対応も盛り込まれている。
市長、近藤隆則氏は、議案第69号として高梁市西地区ケーブルテレビ網の光化整備工事を提案し、工事請負契約の締結を求めた。事業の目的は、災害時の情報提供及び住民サービス向上のための整備であり、総延長160キロメートルの大規模な工事である。
市長は新型コロナウイルス対策に関しても言及した。まず、地域の商品券を全市民に配付する計画を説明し、1人あたり5,000円分の商品券を支給することで市内経済を活性化させる狙いがあると強調した。また、感染拡大防止策を講じる事業者への支援として、必要な機器の設置費用を一部補助することも企図している。
さらに、教育次長の竹並信二氏が説明したGIGAスクール構想に基づく必要な機器の調達についても言及された。特に、同構想による1人1台端末の整備の進展を強調し、教育環境の整備が児童生徒にとって重要であることを説明した。
さらに、補正予算第4号の議案も提案され、新型コロナウイルス感染症対策としての施策が多数挙げられ、特に飲食業や小売業への支援が注目を集めている。議会は今回の提案や予算案を慎重に審議する必要性を改めて認識した。