令和4年第2回高梁市議会の一般質問が行われた。本日の議題では、高梁国際ホテルの将来やシティプロモーション、病院経営の強化、また教科担任制といった多岐にわたるテーマが取り上げられた。
特に伊藤泰樹市議が高梁国際ホテルについて質問し、過去の経緯や現在のホテルの位置づけを詳しく尋ねた。藤澤政裕副市長は、ホテルは地域振興の一環として残りの役割を果たしていると説明した。このホテルが市民に愛され、活用されることが大切であると強調し、今後も厳しい経営環境に適応するための努力が必要と述べた。
シティプロモーションに関しても、伊藤市議は地域ブランドの調査結果を示し、高梁市の認知度の低さを指摘した。その上で、地域の魅力をどう発信していくのか戦略を立てる必要があるとの見解を示した。前野洋行政策監は、そのための対策として、関係課が連携してプロモーション戦略を立てていることを説明した。
また、公立病院経営に関する質問が行われ、渡辺丈夫病院事務長は今後の経営強化プランの策定が必要であると強調した。国が示す公立病院経営強化プランの策定を進めており、地域住民の医療を支えるために必要な重新設計を進めていく考えを述べた。
教育面では、教科担任制の導入に関する質問があり、小田幸伸教育長は現状や今後の方針について答弁した。教科担任制は効率的な授業運営を目指し、学生に裨益することが期待されている。教員の負担が増加する懸念には、適切なサポート体制を整備し、教員間の連携を強化する意向を示した。
河川整備に関する質問も行われ、高梁市は各種浸水被害の改善を目指している。近藤隆則市長は、新たに策定された中上流ブロック河川整備計画を踏まえ、早急に浸水対策を講じていくことを約束した。特に、成羽川や県道の改修に力を入れ、地元の信頼を得られるよう努める姿勢を示した。
このように、さまざまなテーマが取り上げられ、大きな関心が寄せられた高梁市議会は、今後の地域の課題解決に向けた具体的な取り組みを進めていく意義深い機会となった。