令和2年第1回高梁市議会の会議では、倉野嗣雄氏が市政に対する市長の考えについて質問を行い、特に「住んでよかった、住み続けたいまち高梁」を目指す市長の姿勢が強調された。これは市民の安心と幸福を第一に考えるものであり、市長はこれを実現するために様々な施策に取り組んでいるという。
加えて職員の意識改革が重要視され、職員が広い視点を持つことが求められると市長は語った。これは、業務の効率化に寄与し、行政サービスの質向上に繋がるとされている。市長は変化に柔軟に対応する職員の必要性を訴え、職員同士の風通しを良くし、意見を交わす重要性を再確認した。
続いて、令和2年度予算案についても説明があり、特に新型コロナウイルス感染症が影響を及ぼす中で、感染症対策として国が講じている様々な施策に併せて市も独自に対応を行っていることが明らかとなった。市民への情報提供や支援が重要視され、必要な資源の配分についても話し合われた。
有害鳥獣の防止対策についても喜ばしい進展があることが報告され、市内ではイノシシと野猿による被害が依然として深刻であるものの、捕獲施策が進行しており、一定の効果が見られるとされた。特にワイヤーメッシュや電気柵の導入が相談され、研修会の開催も見込まれている。
また、学童保育についても質問が投げかけられ、実際の運用状況が議論となった。支援員の確保とその処遇改善が急務であるとの認識を市長は示し、教育の機会を守るための施策が強調された。
最後に、伯備線の減便による影響や、鉄道を使った観光促進策についても具体的な提案が行われた。公共交通の重要性が確認され、地域における利便性向上のための取り組みが求められている。今後、高梁市が観光地としてのポテンシャルを活かせるよう、様々な施策に反映させていくことが期待される。市民とともに、魅力的なまちづくりを醸成していく姿勢が印象的でありました。