令和3年第1回高梁市議会の一般質問において、複数の市議が市および地域の重要な課題について議論を交わしました。
最初に、12番の宮田好夫議員が駅前複合施設の役割について質問しました。駅前の賑わい創出が期待され、開館から4年が経過した今、その利用状況と市民生活への影響が問われました。特に図書館の利用者数や施設の各種イベントについて、今後の展開に期待を寄せる声もありました。しかし、栄町商店街の近隣店舗が閉店するなど、活気を失う状況も指摘されました。市は、複合施設への活性化策を模索していると返答しました。
次に、公共交通に関しての質問では、生活福祉バスや乗合タクシーの利用状況が報告されました。生活福祉バスの利用者が減少傾向にある中、タクシー利用助成制度が導入され、実施状況が確認されましたが、利用者の低迷は続いています。市は利用促進へ向けた取り組みを見直し、公共交通の重要性を訴えました。
さらに、朝霧温泉「ゆ・ら・ら」の運営状況についても言及されました。これまで2度の休館を経ており、今後の利用方法を確定させるため、市は改めて募集を行い、適切な事業者を模索しています。市は、その活用に向け対策を進めていく考えを示しました。
水道管の破裂事故に関しても課題が浮上しました。この事故は今季特に寒かった時期に多く、緊急対応が求められる場面がありました。市は、適切な改修と管理体制の見直しが必要との見解を示しました。