令和元年第2回高梁市議会では、消防署の分駐所設置や河川監視カメラの導入、通学路の安全対策についての一般質問が行われた。
高梁市議会での一般質問の中で、消防署の分駐所設置に関する議論が白熱した。平松 賢司市議は「高梁市東部地域での消防署分駐所設置が求められている」と指摘し、「地域の過疎化や高齢化を考慮し、公的機関が近くにあることが重要」と訴えた。さらに「昨年の豪雨災害の教訓からも急務である」と強調した。これに対し、平松 伸行消防長は「現在の消防体制が適切であり、西地域の分駐所設置を重視している」と反論し、分駐所設置については難しい立場を示した。平松市議は「住民の安全を守るための再考を求める」と訴え、議論が続いた。
次に、平松市議は「河川監視カメラの設置と運用について」質問した。政策監の乗松 晃生氏によると、「全市で河川監視カメラを7カ所に設置する予定」とのことだ。具体的な設置場所は、高梁川本川で3カ所、成羽川で4カ所で、今後の進捗として、6月中に3台を、9月までに残りの4台を設置する方針が示された。このカメラは「市民がリアルタイムで洪水状況を把握するために有効」と乗松氏が語った。
また、三村 靖行市議の質問では、通学路の安全対策が挙がった。小田 幸伸教育長は、通学路の危険認識と地域の見守りについて説明した。特に、「通学路合同点検を実施し、危険箇所を把握している」とし、事故を未然に防ぐための取り組みを継続する意向を示した。さらに、地域の協力が不可欠であることを強調した。