令和5年第1回高梁市議会では、様々な重要事項が議論された。市長の政治姿勢や高梁市の将来課題への対応が主な焦点となった。
市長の近藤 隆則氏は、政権期間が4期目に入ったことを踏まえ、引き続き高梁市の未来に対するビジョンを示した。彼は、「市政は非常に困難な状況にあるが、今後の高梁市の課題解決への道筋を描くことが重要です」と述べた。特に中心地域と周辺地域との格差解消については、具体的な施策を模索しているという。
この背景には、持続可能な社会の実現に向けた努力が求められる。高齢化社会における医療施策や、地域間格差を解消するためには、公共交通の整備や生活環境の向上が不可欠である。市民の声を反映させた施策が今後必要になると考えられている。
さらに、市長は0歳から18歳までの医療負担をなくす方針を強調し、健康施策の一環として高校の進学支援も考えているとした。教育長の小田 幸伸氏からは、地元高校の存続を目指した支援策が進行中であることが報告された。特に通学の利便性向上や奨学金制度の充実に関しての情報が提供された。
高梁市は、今後の進展に向けて、多方面からの視点を保ちながら、持続可能な地域づくりを目指している。特にDX推進への取り組みが、市の行政サービスの利便性向上へ寄与することが期待されている。これに関して、金額面や実行可能な施策が幾つか示された。特に、国の施策を活用してデジタル化を図る重要性が指摘された。市民へのサービス向上に向けた意義深い動きがあることがうかがえた。