令和3年第4回高梁市議会(定例)が開催された。議事の中では、新型コロナウイルス感染症対策についての重視が強調された。感染力の強いデルタ株の影響を受け、小学校や中学校では多様な対策を進行中である。
特に、保護者や教職員への周知が重要であり、適切な情報発信が求められている。教育長の小田幸伸氏は、学校での感染予防対策として、手指消毒や換気の徹底、学級閉鎖や休校といった措置をタイムリーに適用する方針を示した。また、陽性判定を受けた場合の具体的な流れについても説明があり、早急な帰宅、医師の診察を受けることなどが議論された。
さらに、こども園や幼稚園の感染防止対策も重要視されている。特に小さな子供たちは社交的であるため、感染予防が難しい状況である。健康福祉部長の蛭田俊幸氏は、各施設での手洗いや清掃の徹底を強調した。加えて、オンライン授業や遠隔授業の導入による教育の質の維持も試行中であることが明言された。
次に、新型コロナウイルス感染症対策としての地方創生臨時交付金についての議論が行われた。本市には、8月20日付けで交付限度額が3,845万円と決定され、事業者支援として活用計画が述べられた。市長の近藤隆則氏は、地域の経済を支える事業継続に向けたサポートを行う決意を語った。
最後に、出席議員による質問や意見が続く中で、各種施策の実施状況や課題についての詳細な意見交換が行われた。市は今後も継続的な支援を約束し、感染拡大の抑制に注力していく意向を示した。